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理学部オープンスクール

平成22年11月20日(土)「理学部オープンスクール」が開催されました。

                       
学部長からのメッセージ

 自然科学は、物質の成り立ちや様々な現象の背景にある基本原理や法則を明らかにすることを目標としています。本学部では、自然科学の基礎的な分野の教育と研究が、 5学科と3附属施設で行われています。
 理学部オープンスクールは、理学部の教育方針や教育・研究内容を皆様方に直接にご紹介できる貴重な機会であります。ゆっくりと理学部「探検」をしていただきたいと存じます。次世代を担う皆さんが、私たちと共に自然科学の基礎を学び、真理探究に挑戦されることを期待しています。

理学部長 高 橋 純 夫

数学科

現代社会は、情報化・システム化が進み、日々激しく変化しています。その変化に対応できる柔軟な発想・理論的思考力を養ってくれる数学科での毎日を、あなたも少しのぞいてみませんか?

物理学科

自然界が、どのような基本法則により、どのように支配されているかを実験的、理論的に研究します。その研究対象はミクロな世界からマクロな世界 (素粒子、原子、分子、結晶、・・・、宇宙)に及びます。

化学科

現代の豊かな生活は、人類が創造した化学物質に基づいています。化学は、物質の持つ性質や変化を探求し、さらに新しい有用物質を開発する学問です。また、資源・エネルギー・環境といった人類が直面している問題の解決に取り組むことも化学の役割です。

生物学科

地球上には多様な生物が存在し、それぞれ特徴的な性質を備えています。一方、その多様な生物を細胞や分子のレベルまで詳しく解析すると、生物に共通するしくみが見えてきます。生物学は、このような生命現象の多様性と共通性を多面的な視点から解析する学問です。

地球科学科

地球科学は我々の住む地球について、原子レベルから地球全体、ときには他の惑星との比較を通じて理解する学問です。地球を理解するためには現在の姿だけでなく誕生当時からの生い立ちを知る必要があります。そこで、大気・海洋に見られる現象から、地震活動、岩石や鉱物、生命活動など時間・空間的に多様なスケールの教育・研究が行ねれています。

理学部附属臨海実験所

海産生物の分類・系統・発生・生理・行動などの分野に関する臨海実習や、教員学生による専門的研究が行われています。

附属界面科学研究施設

機能性界面 (薄膜)の界面電子物性を研究する薄膜物性学部門と粉体表面の構造と物性を研究する粉体物性学部門とで構成された学際的な研究施設です。

附属量子宇宙研究センター

「現在の宇宙はなぜ物質に偏り、反物質が存在しないのか?」素粒子物理と宇宙物理にまたがる物質創成起源の謎に迫る研究を行っています。

プログラム

時間事項場所
12 : 30 -
13 : 00 - 13 : 45
14 : 00 - 16 : 00
○受付
○講演会題目「石鹸膜の幾何学」
数学科:准教授 藤森祥一
○各学科自由見学
正面玄関(1F)
21講義室(2F)

下記参照

数学科

場所時間オープンスクールの内容
理学部1号館2階26講義室14 : 00 - 16 : 00○数学質問相談室
見学者からの質問をもとにして、数学の話題や、高校での勉強法、大学での教育内容について説明します。

物理学科・附属量子宇宙研究センター

場所時間オープンスクールの内容
コラボレーションセンター棟3階
コラボレーション室
14 : 00 - 14 : 20学科紹介
14 : 20 - 14 : 30研究室訪問説明
研究室訪問14 : 30 - 16 : 00○研究室訪問
・「新超伝導体の発見」
 学生が作る新高温超伝導体(コラボ606,609)
・「物質と反物質の対消滅を見よう」
 反物質はSFではなく現実なのだ(コラボ610)
・「太陽電池のひ・み・つ」
 地球高温化を防ごう。高効率太陽電池(コラボ416)
・「物質創生の謎を解く!」
 レーザー実験が解明する宇宙創成(コラボ409)
○特別講義
・「超伝導を体験!」
 抵抗ゼロ磁気浮上のひみつとしくみ(コラボレーション室)
○個別進路相談

化学科

場所時間オープンスクールの内容
理学部1号館2階25講義室14 : 00 - 14 : 50○学科紹介・研究紹介
14 : 50 - 15 : 00○研究室見学の説明
研究室見学15 : 00 - 16 : 00○研究室見学
・分子化学講座
 化学が作る色~虹と信号
・反応化学講座
 金属を触媒にしてプラスチックをつくる!
・物質化学講座
 ナノ空間で起こる不思議な現象

生物学科

場所時間オープンスクールの内容
理学部1号館2階24講義室14 : 00 - 14 : 20○学科紹介
理学部1号館2階24講義室
理学部1号館3階生物実験室
B310、B311
14 : 20 - 16 : 00○模擬授業
・「神経生物学Ⅱ」ゼブラフィッシュの脳の解剖学
・「分子生物字Ⅱ」遺伝子発現制御の分子機構

地球科学科

場所時間オープンスクールの内容
理学部1号館2階22講義室14 : 00 - 14 : 30○学科紹介
理学部1号館1階
地球科学実験室A143
14 : 30 - 16 : 00○体験実習
・化石探し
・岩石観察
・地震計による測定体験
・気象観測体験
理学部1号館2階
地球科学科リフレッシュコーナー
14 : 30 - 16 : 00○DVD 上映
○個別相談

附属臨海実験所

場所時間オープンスクールの内容
理学部正面玄関ロビー14 : 00 - 16 : 00○教育研究内容についてパネルを展示します。

附属界面科学研究施設

場所時間オープンスクールの内容
理学部2号館3階14 : 00 - 16 : 00○附属界面科学研究施設内の研究室で行ねれている研究
活動を説明します。とくに、有機エレクトロ二クスデバイスを
研究しているクリーンルームや様々な実験装置を案内しま
す (クリーンウエアを着て、クリーンルームの体験が可能で
す)。 ただし、人数が多い場合は、クリーンルームの体験は
一部お断りする揚合もあります。
理学部2号館2階D20214 : 00 - 16 : 00○模擬実験「真空にしてみよう」
・真空にすると物の性質が変化する様子を紹介します。
・真空を活用した実験装置を紹介します。
 また、結晶構造模型(ダイヤモンド)つくりも行います。

理学部の学科等の研究内容

数学科
  • 代数・計算数理科学
    整数をほじめとする代数構造の理論的研究、および、計算機を用いた数学の研究
  • 空間数理科学
    現代数字において重要な役割を果たす多様体などの種々の空間の研究
  • 解析・汎用数理科学
    実解析および関数解析の理論的研究、ならびに、実用性い分野との関連性を目指した数学の探求
物理学科
  • 基礎物理学
    自然界の基本法則および基本粒子の解明を目的とする研究
  • 物性物理学
    物質の示す新しい特性の発見およびその性質の微視的解明を目的とする研究
  • 量子物理学
    量子効果が顕著に現れる現象の発見およびその解明を目的とする研究
化学科
  • 分子化学
    一個の分子、クラスターと呼ばれる少数の分子集団、そして多数の分子からなる固体・液体を対象として、化学の全領域を貫く根本原理を実験と理論によって解明する
  • 反応化学
    有機金属錯体を巧みに利用した触媒的有機反応の開発、生理活性物質の化学合成、多機能性蛍光物質の創製に関する研究から、新たな医療品や機能性有機材料を創出する
  • 物質化学
    周期表に挙げられている全ての元素を研究対象とし、新しい微量分析法や元素の個性を生かした機能性材料を創製し、その分析原理や機能発現のメ力二ズムを解明する
生物学科
  • 生体分子機能科学
    主に分子レベルから細胞レベルにおける生命活動を理解することを目的にしている
    生命現象を支持する大きな3つの要素、すなねち情報、エネルギー、物質を中心に講座が構成されている
  • 生体制御科学
    細胞レベル以上における生命活動の理解を目的にしている
    細胞・組織レベルでの制御機構を解析し、個体レベルでの諸活動の調節を理解する
地球科学科
  • 地球惑星科学
    地球と惑星を構成する物質の原子レベルでの構造と物性の解明とそれに基づく内部ダイナミクスの理解、地球内部構造の地震学的な解明、地震危険度の予測に関する研究を行う
  • 地球物質循環学
    地殻変動やマグマの活動、過去から現世までの生命活動、あるいは地球環境の変動に関する大気や水の循環など、地球の表層で起こる様々な現象を、岩石圏・水圏・大気圏における物質の移動・循環と相互作用という視点から捉え直し、地球の進化過程における物質のダイナミックな挙動を解明する
理学部附属臨海実験所
  • 海産生物の環境適応、発生などを、分子・細胞レベルから個体・生態系のレベルまで多面的に解析し、進化との関連で考察する
附属界面科学研究施設
  • 薄膜物性学・粉体物性学
    機能性界面 (薄膜)および、分子エレクトロ二クスならびに酸化物微粒子の研究を行う
附属量子宇宙研究センター
  • 素粒子研究部門・宇宙研究部門・研究開発部門
    素粒子世界のニュートリノ、レプトンに関する理論および実験を通し、宇宙の物質創成起源の解明を目的とする研究を行う
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