岡山大学 理学部

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異分野基礎科学研究所の沈教授が、令和2年秋の紫綬褒章を受章

2020年11月02日

本学異分野基礎科学研究所の沈建仁教授・副所長が、令和2年秋の紫綬褒章を受章しました。紫綬褒章は、科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた方に贈られる国家褒章です。
 沈教授は生化学・植物生理学研究に関する功績が認められ、受章が決定しました。沈教授は植物などが行う光合成において、太陽光エネルギーを利用した水分解反応の触媒である光化学系IIタンパク質複合体の原子構造を世界で初めて解明。さらに反応の途中段階にある触媒の構造を解明し、当該水分解反応の機構解明に大きく貢献しました。また、光合成に係る他の巨大膜タンパク質複合体の構造解析に取り組み、光合成における光エネルギーの高効率利用機構の解明に貢献していることが評価されました。
 沈教授は受賞を受け、「紫綬褒章をいただけたことを大変うれしく思っています。これまで共同研究してきた方々に感謝するとともに、今後も積極的に研究を継続していきたいと思っています」と話しています。


●岡山大学紫綬褒章受章者
平成10年春 名誉教授 長堀 金造 
平成10年秋 薬学部 早津 彦哉 
平成11年秋 名誉教授 鳥居 滋 

【本件問い合わせ先】
異分野基礎科学研究所 教授・副所長 沈 建仁
TEL:086-251-8502

紫綬褒章を受賞した沈教授

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