岡山大学 理学部

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2016年基礎物理学ブレークスルー賞が5つのニュートリノ振動実験の実験責任者7名と共同実験者1370名全員(作田誠教授、小汐由介准教授、石野宏和准教授含む)に授与されました。(2015年11月9日付)

2016年01月04日

2016年Breakthrough Prizes In Fundamental Physics は、
宇宙の物質の存在に関わるニュートリノ振動の研究成果を出した5つの共同実験(スーパー神岡実験、K2K/T2K実験、KamLAND実験、SNO実験、Daya Bay実験)の責任者7名(梶田隆章氏、鈴木洋一郎氏、西川公一郎氏、鈴木厚人氏他)とその共同実験研究者1370名全員に授与されました。
これは、 2015年ノーベル物理学賞「ニュートリノ質量の発見」に続き、その成果を評価したものです。

岡大3名(研究員含め4名)は、1996年に開始したスーパー神岡実験や1999年に開始した長基線加速器ニュートリノ振動実験K2Kに建設時から参加し、論文成果に貢献してきました。
基礎物理学ブレークスルー賞は、個人資産家Yuri Milner 氏の財団により2012年に創設されました。人間の知識に対して深遠な貢献をし、宇宙の神秘の解明に取り組む物理学者に授与されます。賞の目的は、「科学者を賞賛し、科学の探求に関して刺激をもたらすため」、とあります。
専門業界分野の賞ではなく、一般の財団が科学の面白さをアピール、賞賛するために出す賞です。

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