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先取りプロジェクト研究の成果が国際専門誌に掲載

 このたび,フロンティアサイエンティスト特別コース生 岡村彩子さん(生物学科4年生)とコース修了生の増本絢音さんの「先取りプロジェクト研究」の成果が,12月27日,比較内分泌学の国際的専門誌General and Comparative Endocrinologyのオンラインに掲載されました。理学部学生の自主研究成果が在学中に専門誌に掲載される初めての快挙です。
 本コースは,研究の最前線で活躍できる科学者や高度な専門技術者の育成をめざす理学部独自のコースです。コース生は,自らの着想に基づいた研究(先取りプロジェクト研究)を実施しますが,理学部はこの活動に対して積極的に予算的支援を行っています。
 今回の研究内容の概要は以下のとおりです。

世界人口の急激な増加に伴う食糧不足,地球規模の気候変動やバイオ燃料用需要の拡大による穀物価格の高騰の中,鶏肉はその救世主のひとつと評されています。養鶏では,生産効率を上げるために遅羽性遺伝子を用いた雌雄鑑別が広く行われていますが,この遺伝子には古くから負の多面発現も報告されていました。
岡村さんは増本さんの研究を引き継ぎ,鶏肉の「食の安全」の不安を払拭するために遅羽性遺伝子の研究を進め,遅羽性遺伝子の作用メカニズムの新たなモデルを提唱しました。本成果は,基礎生物学分野だけでなく,応用分野にも広く波及する可能性が考えられます。
第7回サイエンス・インカレで発表する岡村さん(2018年3月,立教大学にて)

【論文】
タイトル:Changes in prolactin receptor homodimer availability may cause late feathering in chickens

詳細:https://doi.org/10.1016/j.ygcen.2018.12.011

【本件問合せ先】竹内 栄(理学部)TEL:086-251-7868